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Channel: カープ仁義~富永一朗に花束を~
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【マツコ・デラックス】

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『監督がマツコ言ってんだからもうマツコ・デラックスでいいじゃん!』ってベンチ裏で菊池がイジってそうな、それくらいDe luxeな9月のマツコ。誠也負傷で4番に座ってからまさにマツコの知らない世界が始まったんですが、こんなに打つなんてカープファンだって知らねえよ!って、ホント嬉しい悲鳴ですよね。まったくもって『やるじゃない!やり過ぎじゃない!?』の松山ですけど、活躍の度に監督がマツコって言うもんで、お馴染みの通り名アンパンマンも薄れる勢いです。まあそのアンパンで言えば、バタ子さんの作る『街のパン屋さん風』だったのが、北海道産小豆に酒種生地使用、宮内庁御用達・銀座木村屋總本店の『あんぱん』に顔が変わった!と申しますか。はたまた餡だけはたっぷり入ってたのが、バランスの取れたある意味和菓子としても通用するものになったと申しますか。そういう意味でもDe luxeですかね。また一説によれば、中の餡がこしあんから某神の好む『粒あん』に変わったのではないか?だからあんなに打つのでは?との噂もまことしやかに流れております。それほど、誠也離脱中のカープを松山竜平が牽引してくれてますよ。この誰かが抜ければ誰かが出てくる、ってのが近年のカープの強みだと思いますが、流石に誠也の穴は大きいと思ってたんです。なんせ打つだけでなく守りも走りも中軸を担う選手でしたからね。 1度メンバー表に名前を書けばゲーム終了までお任せ。代走も守備固めも要らない不動の4番が誠也でしたから、その穴を埋めると言うことは戦術も変えることになる訳で。実際、誠也離脱後から攻撃優先の野手布陣となりました。正直、ライト松山・レフトエルドレッドとかバティスタとか、丸が打球カバーで死んじゃうんじゃない?と不安になりましたね。でもそれだけ誠也の抜けた打線の攻撃力に首脳陣が不安を持っていた証、と言えるんです。ところが松山の狂い咲きデラックスにより、8番ライト野間っていうバランス策も採れるようになりました。こうなるとカープの『1番から4番までは毎日固定、あとは臨機応変』という基本戦略の引き出しが更に増えた訳です。まさに怪我の功名。逆に言えばレギュラー組も知る訳です。『怪我をしたら誰かにポジションを明け渡してしまう』と。それにより日々の身体的メンテナンスも更にフォローされ、危機感と背中合わせの使命感を味わう一方で、松山の姿を見て準レギュラー組は希望と野望を持つ。…………なんかですね、素人ながら今のカープって本当に良い状態にあると思いますね。サード争いに結果の出ない右打ち選手を入れない所も、結果を出すヤツ優先ってのがハッキリしてて。選手も愚痴を言うなら練習!って正しい姿に導かれてる気がします。はい。正直、誠也離脱・サヨナラ3連敗でカープはどうなるのか?と不安に溢れた夏の終わりでありました。されどあに図らんや、阪神に引導を渡しながらも新たな強さを産むカープに惚れ直す。そんな秋の始まりは、皆が知らなかった世界。知らないついでに、連覇の向う側にも行ってみたいですね。

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